【スタイリストが解説】鱗屑・落屑が気になる方必見!自信がつく好印象スーツ着こなし術
明日の乾癬 by UCBCaresが提供する「暮らしのヒント」では、FABRIC TOKYO(ファブリックトウキョウ)とコラボレーションし、落屑が気になる乾癬患者さんに向けて、きちんと見えて着心地抜群なスーツの選び方・着こなし方の提案をお届けします。今回は「【スタイリストが解説】鱗屑・落屑が気になる方必見!自信がつく好印象スーツ着こなし術」です。
ビジネススタイルは、ブラックやネイビーなど濃いめのカラーが基本。そのため、鱗屑・落屑などの症状が気になるときの服装に悩んだり、自分らしいスタイルを楽しめないと感じる方もいらっしゃるのではないでしょうか。スーツは自分の印象を演出する武器にもなるものです。何より、毎日身につけるものだからこそ、心地よく、思い通りに着こなしたい。今回は気になる部分を上手にカバーしながらかなえる“好印象スーツ”の基本を、オーダーメイドのビジネスウェアブランド ・FABRIC TOKYOさんのアイテムを用いて、スタイリスト・渋谷美喜さんが指南します。
基本色に選びたい「グレー」は、落ち着きと知性を感じさせるカラー
コーディネートの基本に選んでほしいのは、“グレー”のスーツ。 「グレーは品があり、信頼感を与えることもできるカラー。リクルートスーツに始まり、日本ではネイビーがオーソドックスなイメージもありますが、どんな年代にも落ち着きを与えてくれるのがグレースーツの魅力のひとつです」と渋谷さん。海外ではグレースーツを好む人も多いそう。また、いろいろな色と合わせやすいので、着回しの幅も広がります。
■色選び&生地選びのポイント
グレーといっても、その色味はさまざまです。 「鱗屑・落屑が気になるときに選んでほしいのは、ダークなチャコールグレーを少し明るくした“ミディアムグレー”。黒に近い濃いグレーだと落屑が気になるでしょうし、逆に明るめのライトグレーは、紅斑などの赤みを帯びた皮膚症状が目立ちやすいかもしれません。ミディアムグレーは柔らかな印象を与えるので、普段使いのスーツとしても最適だと思います」と渋谷さん。
また、生地選びも大切なポイントです。おすすめは、単色のグレーではなく、白っぽい糸の織りが見える生地。また、ピンストライプやグレンチェックといった、さりげない織り柄もぜひ取り入れてほしいアイテムです。その理由を渋谷さんは、「織りや柄になじんで、落屑が目立ちにくくなるから」と話します。 さらにシャツやタイの色や柄の合わせを楽しんだり、ときにはグレー以外のカラーでイメージを変えたりすることでグッとおしゃれ度も上がります。
鉄板・グレースーツのコーディネート例
参考商品(FABRIC TOKYO提供)
日常使いのレギュラーにしたい、ベーシックなグレースーツ。白っぽい糸の織りが入った生地で仕立てられているので、織りの糸と同化して、落屑も目立ちにくくなります。 「カジュアルにも、“きちんと感”が必要なシーンにも対応できる、マルチなデザイン。ブルーのシャツで爽やかさをプラスしながら、信頼を与えるコーディネートです。今回は小紋柄のネクタイを合わせましたが、ダークカラーのネクタイは“柄入り”を選ぶと落屑もカモフラージュしやすそう。ポケットのフラップ部分をインすると、スッキリとスタイリッシュな印象になりますよ」(渋谷さん)
■遊びゴコロのある、グレーのワントーンコーデ
参考商品(FABRIC TOKYO提供)
グレースーツにグレーのネクタイを合わせた“ワントーンコーデ”は、ちょっとした遊び心を感じさせるコーディネートです。タイはグレンチェックでおしゃれ感を上げ、淡いベージュのストライプシャツでワントーンコーデにほんのりアクセントを。 「黒ひものトラッドなシューズが似合うスタイル。ビジネス感がありながらも、少しくだけた印象なので、センスを問われるようなシーンにおすすめです」(渋谷さん)
別のカラーなら、ブラウンという選択肢も
もう1色、別のカラーのスーツを考えるなら、オーソドックスなネイビーやブラックではなく、ブラウンという選択肢もあります。
参考商品(FABRIC TOKYO提供)
「ブラウンは赤みを含んでいるので、温かでやさしい印象を与えることもできます。ビジネスシーンで使うなら、落ち着いたダークブラウンが取り入れやすいと思いますよ。今回のスーツはクラシックな細かい千鳥格子柄。先ほどのグレースーツと同様、落屑が目立ちにくいというメリットと同時に、全体が重くなりすぎないのもポイントです」(渋谷さん)
写真は、ワントーンを意識したブラウン系のレジメンタル風のタイ。スーツが細かい柄なので、タイは大きめの太い柄を選ぶと、全体にまとまり感が出ます。 「斜めラインのタイに、縦ストライプが効いたクレリックシャツ。すべてのアイテムに柄が入っていますが、柄の大きさや柄のラインの向きをそれぞれ変えると、バランスがいいと思います」(渋谷さん)
■ブラウン×レンガ色のタイならグッとおしゃれに
参考商品(FABRIC TOKYO提供)
こちらは同じスーツとシャツに、レンガっぽいチョコレートブラウンのタイを合わせたコーディネート。同じワントーン風コーデでも、雰囲気がガラリと変わります。 「少し個性が出て、余裕のあるおしゃれさを感じさせる合わせ。シャツの襟が低めなので、カジュアルで軽やかなイメージも与えられます。千鳥格子柄らしいカジュアルさを生かして、インナーをTシャツやパーカー、足元をスニーカーにすると、オフスタイルでも遊びのあるコーディネートが実現できます」(渋谷さん)
■ワンポイント「目線をそらせるチーフ使い」
参考商品(FABRIC TOKYO提供) ※ポケットチーフはスタイリスト私物
「顔まわりの症状が気になるときは、離れたところにポイントをもってくるのがいいですね。たとえばポケットからチーフを少しのぞかせると、胸元に目線をそらすことができます。直感的に目がいくよう、グレーに映えるような白っぽいチーフがいいと思います。見た目にも華やかさが増すのでおすすめです」。
今回使用したスーツは、「どれも心地よい肌触りで、生地がやわらかいので、肌への負担も軽減されるではないでしょうか」と渋谷さん。また、爽やかさは好印象にもつながります。気になる症状をうまくカバーしてくれるカラー・柄をおさえつつ、さりげなく遊びゴコロやスパイスをプラスすることで、スーツの着こなしをアップデートしてはいかがでしょうか。
カラダにもライフスタイルにもフィットする一着を実現 FABRIC TOKYOのカスタムオーダースーツ
「働く日本人の毎日の始まりがもっと心躍るものになるよう、仕事もプライベートも心から楽しむアクティブなビジネスパーソンを一人でも多く増やしたい」との思いでビジネスウェアを提案しつづけるオーダーメイドのビジネスウェアブランド 、FABRIC TOKYO。誰もが自分らしいライフスタイルを自由にデザインできるオープンな社会をめざし、新しいアイデアやテクノロジーをどんどん取り入れています。「洋服をもっと便利で楽しく、カッコいいものにしたい」という願いは、きっとあなたのファッションも楽しいものに変えてくれるはず。
FABRIC TOKYO公式サイトへ https://fabric-tokyo.com/
PROFILE
渋谷美喜さん(スタイリスト)
文化服飾学院スタイリスト科卒業。
アイドルから俳優、アスリートまで幅広いスタイリングを手がける。また、パーソナルスタイリストも始めるなど、多方面にて活躍中。
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